まとまりなさすぎて何だこれ

article

映画を見ていたら寝落ちしてしまったので、今日は日記を書く。

最近、社会性を身に付けなければいけないという焦りがどんどん大きくなっている。「誰かに伝わればいいや」と割り切った文章を書くのが恥ずかしくなっているというか、「全員に伝わらなければ」何の意味もないのではないか、という疑念が芽生えてきているというか。

ここ数日、僕の関心に惹きつけて映画についてあれこれ書いてみたのだけれど、こんなこと誰にも求められていないような気がしてつらい。かといってサイトを伸ばすことだけを考えて古典映画に「ネタバレ」なんか書いてみても何の意味もないと思う。じゃあどうすればいいんだ、ってところでどん詰まりがチラと見え始めた感じ。

↓Cinema Log

『秘密の森の、その向こう』セリーヌ・シアマ
滞りがちだった日記を、「Cinema Log」として復活させる。前夜に観た映画について、翌朝あれこれ書く企画。リッチな文章の手前、みたいなところを目指している。ちゃんとした記事へ発展しうる素材を書くこと。というわけで。気がついたら夜も遅く、...
『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』トッド・ヘインズ、あらすじ、感想、批評
トッド・ヘインズの映画を鑑賞するのは、数年前に観た『キャロル』以来となる。これはとても良い映画だった記憶があり、特にケイト・ブランシェットとルーニー・マーラが車を走らせているシーンが心に残った。だから結構期待し鑑賞したのだが、正直言って、こ...
『デッドマン』ジム・ジャームッシュ、プチ批評
ジャームッシュは常に正しい。映画言説の中でこうした考えは当たり前のものとして定着しているのかもしれないが、なにぶん不勉強なので、ジャームッシュがどのように語られてきたのかはほとんど知らない。しかし極めて個人的な感覚として、ジャームッシュの映...

そういえば少し前、「ファッション誌のような文芸誌があってほしい」と書かれたツイート(ポスト?)を見た。ブックマークしたはずなのに、見つからなくて悔しい。

折角雑誌を買ったのだから文字ばかりは勘弁してくれ、という文芸誌に対する随分と根本的な問いを含んだ要望であったのだけれど、僕もそれに似た不満のようなものを、人文学の近辺で幾度か覚えたことがある。あなたが感じている面白さ・正しさを、広く伝える努力を放棄しないでくれ……みたいな。

結局、ファッション誌とトリビアの泉の合体、みたいなことなんですよ、僕がやりたいことは……うまく書けませんが。


ちなみに昨日寝落ちしたのはドライヤーの『裁かるるジャンヌ』。映画史に残るスーパー大傑作であることは知っているのだが、悲しいかな僕はその魅力をあまり捉えることができていない。顔芸じゃん。みたいに思ってしまった。やっぱり僕が好きなのは、唐突に提示されるロングショットなのね。

article
ランダム記事
転入届を出しにいつもより早く家を出なければならないのだが、案の定寝坊してしまい日記を書く時間がありません、というご報告。
山口宗忠|Yamaguchi Munetada

コメント

タイトルとURLをコピーしました