部屋は隙間だらけ

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長い間眠ったがゆえの疲労感とともに目を覚ますと、近くから人の声が聞こえてくる。同じ建物の別の階から届いているような具合で、それはちょうど実家の二階から一階で話している家族の声を聞いているような感じだ。

生暖かい空気の中で、ぼんやりと色々なことを思い出す。そういえばもう暑くなってきたということで、窓を開けて寝たのだった。よく聞いてみると、声はアパートの前を通り過ぎる若い家族連れの声だ。

休日であることの特権を大いに行使し、ベッドの上で途方もなく無益な時間を享受した後、ようやく身体を起こし、カーテンを開けると、網戸のこちら側にカメムシがとまっていた。

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ハリーポッターの舞台を見に行った。高校の同級生が出ていて、早く行きたいとずっと思っていたのだけれど、タイミングがわからず先延ばしにしていた。 行ってよかった。演出がすごかった。美術や照明含め、やはり演劇は総合芸術であることを痛感した。 誰かを誘うことができない自分をそろそろやめにしたい。これからもずっと誰かが僕を連れ出してくれるわけではないのだし。ちゃんとしなければと思う。 酔っ払って眠い。おやすみ。文章の長さはその日の充実や感動と反比例する。ちゃんと感想は書きます。
山口宗忠|Yamaguchi Munetada

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