『エドワード・ヤンの恋愛時代』を見た

仕事終わりに友人と新宿武蔵野館で『エドワード・ヤンの恋愛時代』を見た。恥ずかしながら僕は今までエドワード・ヤンを見たことがなかったので、これが初めての鑑賞となる。

ロメールを三倍速でやってちょっと北野武ととんねるずを混ぜ込んだみたいな映画だった。その中に途方もなく美しいショットが入り込む、まあ奇妙と言えば奇妙な、しかしチャーミングな映画だった。

とはいえこれが日本映画だったらあまり好きになれなかったかもしれない。異常なほどデフォルメされたキャラクターは、母語で実写だとちょっときついかもとも思う。その点濱口竜介はすごい。母語でこれに近い感覚をもたらすのだから、やはり並大抵ではない。ただ、ここまでの密度でキャラクターを展開し、それを無理やり相関図的な関係性の中に落とし込むのは実写映画の限界を超えているとも思った。

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長い休みの最終日(といっても今日出勤すればまた三連休だが)は、結局家に閉じこもって今日締め切りの文章をセコセコと書いていた。作業としては、とにかく圧縮。まあこの日記を読んでもらえる方はわかる通り、僕の文章は多分に冗長なものであるから、かなりしんどかった。結局一度寝て朝に最後の見直しを行う。 というわけで、休暇明けなのに朝からぐったりとしている。まあ休暇明けに元気はつらつ!みたいな人も少ないだろうから気にしないことにする。 今日は色々な事務手続きをしなければな……。そう考えると憂鬱だが、次の三連休ではしっかり休んでたっぷり映画を見てどっさり本を読もうと思う。 正月に河野真理江さんの『メロドラマ映画の想像力』という本を買ったので、それを楽しみにする。あとは『枯れ葉』とか『ゴーストワールド』とか『First Cow』とか、見たい映画が溜まっているので、映画館に行こう。しかし休日に家を出れるかしら……。
山口宗忠|Yamaguchi Munetada

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