結局思い出せない夢のせい

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これは日記に書くべきだという興味深い夢を見たのだが、やたらに早くかけ過ぎた目覚ましの反動でしっかりと寝落ちしてしまい、スッキリと目覚めた今ではもう何も覚えていない。下着がぐっしょりと汗で濡れているので、良い夢ではなかったのだと思う。うーん。結構ストーリーのある長い夢だったのだけど。

思い出そうと思ってデスクから離れてコーヒーを淹れてみたりするが、やはり何も思い出せない。たかだか二時間前のこと。夢ってそう言うものさと言われればそれまでだが、こんなに短い時間で忘れてしまうと少し嫌な気分になる。うーん。

そんなこんなで時間を使ってしまい、結局思い出せない夢のせいで朝の貴重な時間を空費してしまう。

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眠る前から睡眠の質が悪いことを予感し、まだ日が昇らぬうちに目が覚めてしまう。とはいえ体には眠気なのか悪い物質が溜まっているような感覚があり、用を足して水を一口飲んでまた目を閉じる。 こんな夢を見た。 自分の部屋に母親が来ている。昼ごはんを振る舞おうとパスタを茹で、この日のために買った生クリームとバター、チーズを加えて作ったパスタソースと一緒にボウルにあけて、「あんまり混ぜすぎないのがコツなんだよ」と一家言たれながら準備を進める。そのパスタには海苔の佃煮が入っていて、混ざりきらずちょっとしたムラになっているのだが、どうも僕はそれが良いことだと思っている。 多分マッシュルームか牡蠣のような食材をフライパンで炒めていると、パスタの入ったボウルを床に落としてしまう。ここはお店ではないからいいやと適当な衛生意識で再びボウルにその麺を戻すと、再び手を滑らせて落としてしまう。それを延々と繰り返す。もう嫌になってきて、僕はボウルを床に叩きつけて駄々をこねる(何をしたってパスタを落としてしまうのだ!)。熱々だった麺は冷たくなっている。海苔の佃煮は完全にソースと調和し、ヌルヌルとした灰緑色。 10時くらいに目を覚ます。長い夢を見たせいで、体がどっと疲れている。 呪術廻戦を7話分見た。川上未映子の『黄色い家』を三分の一くらい読んだ。クロード・シャブロルの『いとこ同士』を見ながら寝落ちをしてしまった。かなり好きな映画だと思う。
山口宗忠|Yamaguchi Munetada

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