生暖かい季節

article

起床時に感じる痛いくらいの寒さが突然和らぎ、花粉の季節が始まったことを意識せざるをえない。目は痒く、ずっと鼻詰まりだから喉がざらついていて気分が悪い。春は嫌いだ。「生暖かい」という若干の気持ち悪さを含んだ表現は、単に暖かくなったことを言祝ぐだけでないこの感情を的確に表してくれるような気がするが、それはただの穿った見方だろうか。

article
ランダム記事
普段は駅前のスーパーで買い物を済ませるのだが、最近は習慣として日曜日にコメダ珈琲に行っていて、その帰りに駅から少し離れた場所にあるマルエツに寄るのがルーティンみたいになっている。それはいつも夕暮れ時で、食料品を抱え込んでゆっくりと歩いていると、もう食事を作ってちょっと映画を見たり本を読んだりするだけで休日が終わってしまうことに憂鬱を覚え、簡単な夏休みの終わりみたいな気分になる。昨日は冷たい雨が降っていて、その憂鬱に拍車がかかったのかどうしようもなく辛くなり、昔は憂鬱とともにちょっとした愉楽を感じていた休みの終わりが淡白な苦しみでしかなくなってしまった。
山口宗忠|Yamaguchi Munetada

コメント

タイトルとURLをコピーしました