無理な日の日記4

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酔っ払っている。

最近あまり眠りの質が良くない。これはこれまでの人生の中であまりなかったことだから、ちょっと困惑している。悩み事なんて中学生の頃の方が多かったのだから、端的にこれは体力の低下というべきなのかもしれない。

あくまで自分は散文書きだと思っているのだけれど、本当にそうなのか不安になる。正直僕の書くものはラジオ職人と比してあまりキャッチーではない。退屈な題材を、退屈な文章で書いているだけ。そろそろ読み手のことを真剣に考えた方が良いのかもしれない。でも自分に求められているのが何なのか、さっぱり見当がつかない。

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新しく出た美学の入門書を数日前に読み終えた。 著者はバウムガルテンに関する著作で博士論文を書いた、井奥陽子さん。市民講座の講義をもとにした新書とあって、語り口も柔らかでとても読みやすい。 本書を通して一貫しているのが、美学にまつわる様々な概念が成立する過程を、「AからBへの移行」として捉えている点だ。一つ例を挙げれば、芸術家という概念は「職人から天才」へとその力点が転換したものとされる。芸術家=天才という定式が当たり前になっている現代という時代は、この思想史的な流れを意識することで相対化される。 この本を含め、美学にまつわる入門書を三冊くらい読んでみようと思っている。そのまとめも一つの記事にして公開したい。 しかしこの本にバウムガルテンの名が全く出てこないのにはびっくりした。ど専門を外した、ストイックな著述。なかなか興味深いですね。
山口宗忠|Yamaguchi Munetada

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