歯軋りの予感

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ちょっと頭が痛い。カフェインを摂取していないせいかなと思い、コーヒーをがぶ飲みしたが、どうも治らない。眼精疲労かしら。目から顎にかけて、筋肉が凝り固まっている感じ。今晩は歯軋りの予感がする。

僕が歯軋り持ちであることを知ったのは、昨年寮で共同生活を営んでいたからだ。ある日同居人に指摘されて、そんなことあるもんか、と思った記憶がある。


渋谷に行った。街全体が平日午前八時の中央線みたいだった。スクランブル交差点で信号待ちをしていたら、近くを歩く同年代の男性三人組の話が耳に入る。

「アメリカはリセットされちゃうから」

なんの話なのだろう。僕の耳には夜の渋谷でその言葉が浮いて聞こえたが、彼らの会話は澱みなく続いていく。


今日も写真を撮り忘れたので、ちょっと前に訪れたテート美術館展の写真。言葉と写真がどんどんずれていく。一周差がつくまであと少し。よくわからないことを言ってしまった。

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仕事終わりにオフィスの入口でエレベーターを待ち構えていると、脇にある傘立てに目がいく。ここには先日から放置されたままのビニール傘が刺さっている。 しかし一日を通して雨とは程遠い天気で(朧げな記憶)、その帰り道に長い傘を持って歩くのはどこか恥ずかしい気がする。それにもう僕は折り畳み傘を手に入れたのだから、その傘を持ち帰らなければならない理由も特にない。 とはいえ悪しき先延ばし癖を抹殺するためには、こういうささやかな選択の機会からめんどくさい方を選ぶ習慣をつけていくべきだとも思う。どうしようか。エレベーターが五階までのぼってくるわずかな時間で、自分がどう振る舞うべきかを決定する必要がある。 そんな葛藤を抱きながら傘立てに近づいてみると、何本ものビニール傘が立てかけられている。この中から自分の傘を拾い上げるのは至難の業だ。しかも奴とは一週間ばかりご無沙汰しており、その特徴も全く覚えていない。 困難を前にして、その戦いから逃げることなどあってはならない。野球部時代に培われた野郎根性が奮い立つ。目をガン開きにして似たような透明の傘が並ぶ傘立てを凝視する。 しかしもう「降りる」ボタンは押してしまっている。いつもはその緩慢さに辟易とするエレベーターの上昇も、今日に限ってやけに張り切っているかのようだ。どれが僕の傘だ……? 思い出せ。あれは確か実家から持ってきたやつだ。いや、それはすでに失くしていて、最新の傘は近所のローソンで買ったやつか? 違う、そいつもどこかのタイミングで入れ替わってしまったのだっけ—— チーン。 タイムアップの音が静まり返ったエントランスに無常に響く。 最近ちまちまとこのサイトを改善していて、昨日はトップページのサムネイル画像に手を加えてみた。マウスオーバーすると画像が半透明になります。あ、あとサイドバーの画像も。 まあしばらくの間はこうやって手製の改修を加えていこうと思う。とはいえ近い将来それだけでは満足ができなくなってしまうだろうから、そんな時には友人に発注とかできたら嬉しい。そのためにもお金が欲しい。
山口宗忠|Yamaguchi Munetada

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