昼寝が一番気持ちの良い一日

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一日中涼しかった。こんな日の夕方に昼寝をしたらさぞ気持ちの良いことだろう。そう思って、今日は計画的に昼寝をした。

昼過ぎに『力と交換様式』の読書会を終えると、カーテンを閉めて映画を見る。ベルトリッチの『暗殺の森』。見始めるとすぐに睡魔が襲ってくるので、10分くらいその欲望と戯れつつ、頃合いを見計らってベッドに転がり込む。あえて眼鏡を外さずに、目を閉じる。旅行で見た景色とかをなんとなく瞼の裏側で再生しながら、そのイメージが次第に抽象的な図形に変わっていく感覚を味わう。

いい昼寝だった。だから夜はあまり眠くならない。


風呂場で新しい物語をの断片を妄想してみた。最後の時間稼ぎと称して、バブルの名残が色濃く残る街にやってくる。そこで数十年前からタイムスリップしてきたとしか思えないような派手な若い女と出会う。これは『ティファニーで朝食を』だな、と思う。坂道を走る。浪人生の男と、女子高生のカップルが主人公の家に転がり込む。

なんだかいけそうな気がしている。が、これはなんの話なのだろう。

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週末にひいた風邪が治りきらないままお仕事。寒気とか喉の痛みとかはだいぶ和らいだが、体調不良ゆえの寝不足とも相まってか幾分頭が重い。 早々に帰宅し、幸い残っている食欲をどう満たすべきか考える。本当はバランスの取れた定食でも食べたいところだが、家の近くに適当なお店を未だ見つけられておらず、自炊をすることに。 豚ロースと小松菜を醤油で味付けをしてあんかけ仕立てにする。それをシンプルな卵炒飯にかけて完成。初めて作ったが、かなり美味しいし、とろみが風邪気味の身体に染み入る。もっと具材をたっぷり入れて、作り置きをすればよかったとも思うが、初めて作る料理に根拠のない自信を注ぎ込むことはできなかった。
山口宗忠|Yamaguchi Munetada

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