ビッグデータをびっくりさせたい

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今日は仕事が休みだったので、九時くらいにのんびりと起きる。休日の午前はダラダラと無為に過ごすのが常になっていたから、映画でも見ようと思い、先日冒頭で寝落ちしてしまった『暗殺の森』をテレビで鑑賞したが、前回の試聴と同じところでまた寝てしまう。

昼過ぎに、ゴダールのドキュメンタリーを見に新宿へ向かう。

https://mimosafilms.com/godard/

ゴダール自身の映画と関係者とのインタビューで構成された一本。映画に取り憑かれた彼の人生を通時的に描き出す。

興味深かったのは、このドキュメンタリーの中に時折再現ビデオのような場面が挿入されていることだ。当時のアンナ・カリーナとアンヌ・ヴィアゼムスキーを演じる若い女性が、実際のアーカイブ映像の中に組み込まれている(多分)。どういう意図なのか気になる。まあ過去映像だけだと退屈だというのはあるかもしれないが、日本のバラエティー的なものに親しんでいる僕からすると、そのような構成はなんだか安っぽいものに思えてしまう。


歩きながら何となくミスチルを聴いているとふとスピッツが聴きたくなった。するとSpotifyはTomorrow Never Knowsに続いておもむろにロビンソンを流し始める。わかってるじゃんお前、と一瞬思ったが、だんだんとムカムカしてくる。俺の欲望をわかった気になりやがって。もっと心を無秩序に保ち、ビッグデータとやらを困惑させ続けなければならない。


部外者日記を全く書いていないので、これは良くないよなと思って準備を始めた。またまたみうらじゅんについて。そんなに部外者の話にならないかもしれないけれど、まあ何とかする。脚本も書きたいが、今日は手につかなかった。

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夜、最近アマプラに入った『十二人の怒れる男』を見ていたら、中盤くらいで激しい通り雨が降る場面があった。とはいえこの映画はほとんど一つの室内で展開される映画であるから、その雨は視覚的に表現されるより先に音として現れ、以降そのザラザラとした雑音が通奏低音のように映画全体の雰囲気を作り上げるのだが、おそらくは映画の中で雨の音が強調されると同時に現実の東東京でも雨が強まり、部屋の外から聞こえてくる重苦しい水しぶきのざわめきが映画の音と奇妙に反響しあって、なんと形容すべきかわからない奇妙な(とはいえ悪くない)視聴環境を作り上げていた。
山口宗忠|Yamaguchi Munetada

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