フルグルテン生活

article

マッシュルームが安くで売られていたので購入。まだ冷蔵庫にマッシュルームは残っているのだけれど、きのこは好きだし問題ないはず。

スーパーをうろうろと歩き回りながら、どうやって食べようかと思案していると、加工肉売り場でベーコンが安売りされていたので、それを使ってクリームパスタにしようと決める。ちょっと前にYouTubeで、なめこを徹底的に炒めるとポルチーニ茸のような香りがして美味しいという動画を見たので、二種類のきのこを使って作ってみる。

確かに長い時間炒めるとなめこの粘り気は飛ぶ。一口味見をしてみると、きのこの味が濃くて美味しい。正直ポルチーニの味なんてわからないので比較はできないが、ナッツのような香りも感じられるし、結構正解に近いのだと思う。

これを作るために生クリームも購入した。きのこ類も生クリームも、早いうちに消費しないといけない。しかしそれらを一緒に調理できる料理など、きのこクリームパスタ以外にあるだろうか。また同じものを食べるのはちょっとテンションが下がるのだが、まあ諦めるしかないだろう。

そういえば、昼ごはんもコンビニで買ったカルボナーラだった。菌類マシマシのフルグルテン生活になってしまう。

article
ランダム記事
仕事終わり、駆け足で電車に飛び乗って渋谷へ向かう。ヒューマントラストシネマ渋谷でビクトル・エリセの『エル・スール』を見るのが目的。 客入りは八割くらい。一人で着ている人が大半で、皆無表情で座席に着く。スーツを着ている人こそ少ないものの、仕事終わりの人が多いような感じがする。当たり前だが土日のシネコンみたいに前のめりで娯楽と向き合おうとしている人が多くいる映画館とは全然違う。 予告編の終わりがけ、僕の座っている席の列に一人の女性がやってくる。腰を上げてスペースを確保するが、その隙間を通り抜けることなく、僕の手前で立ち止まり歩んできた方向と反対に向き直る。自分の動作が無駄であったような気がしてちょっと恥ずかしくなり、誰に対してでもなくぎこちない笑みを浮かべて気まずさを緩和しようと試みる。 僕が腰を下ろした瞬間、その女性は再び反転し僕の前を通り抜けようとする。僕は座席をトランポリンみたいに使って慌てて立ち上がりその女性を奥に通す。すると彼女は僕の隣に座っている男性に何やら小言で話しかける。「席を勘違いしてしまって」と男性が言う。 「席を勘違いしてしまって」と繰り返し男性は言う。その声は上ずっている。「NO MORE 映画泥棒」の映像が、彼の焦りを掻き立てるように館内に響く。 あんなにも長い時間として認識される予告編の時間を、彼は焦りとともに一瞬で乗り越えたのだと思う。 『エル・スール』はいい映画でした。そりゃそうか。ちょっと泣きそうになった。
山口宗忠|Yamaguchi Munetada

コメント

タイトルとURLをコピーしました