なんやかんやで岩波が一番偉い

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なんだか一日中パソコンの画面ばかり見ている気がするので、液晶画面を封印しようと決めて家に帰ると、びっくりするくらい読書が捗る。風呂や歯磨きを済ませてベッドに横になり、うつらうつらする中で読む本の喜びはやはり何にも代え難い。

ちなみに今読んでいるのはゲルツェンの『ロシアの革命思想』という本で、執筆時(1850-51)までのロシア史を概観しつつ、そこに彼自身の問題意識——農奴制に対する痛烈な批判——が書き込まれている。これがかなり面白く、来月から『過去と思索』が刊行されるらしいので、思い切ってそれを読み始めるのもありかもしれない(文庫本で全七冊!)。なんやかんやで岩波が一番偉い。思想家の文体研究みたいなのをやってみたいなあ。

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個人的にYouTubeでよく視聴するイタリアンの動画に出てくるシェフが学生の撮った映画を批評していて、「でもちょっとモノクロが多すぎるんですよね。これじゃその後のカラーが映えない」とコメントをしている夢を見た。映画を丸ごと一本見たくらいの長さの夢で、かなりぐったりしてしまった。寝坊の手応え十分で目を覚ますと、幸い短い日記を書くくらいの時間は残されていてよかった。
山口宗忠|Yamaguchi Munetada

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