新しい生活習慣

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生活のリズムを変えてみようと思い、日記を書く時間を朝に変更してみる。引っ越しをして職場が近くなり、通勤に使っていた時間が空いたから、という理由もある。


部屋に机が届いた。それなりに大きい。引っ越し直後の部屋、という印象から脱却するためには、あと電子レンジと洗濯機を買えば良い。ついでに段ボールにしまいこまれたままの文庫本やら漫画やらを収納する本棚も。

机の上の配置を決める。モニターを中央奥に置き、その前にPC。右方にはブックスタンド。欲を言えばモニター左にパソコンを置きたい。PCスタンドがほとんど無意味になっているという理由もある。ちょっと高価なキーボードでも購入し、今PCを置いている位置に置く。ノートパソコンをキーボード代わりに使っているのは、やはりあまり美しい構成ではない。

とはいえ、特段不便ということもないのだから後回し。配線整理とか、やり出したらキリがない領域にも考えが及ぶが、泥沼が待っているような気もするし、別にコードが絡まっていようがそれほど問題はないので後回し。

部屋をよりよく見せるための工夫にばかり気が回ってしまうのは、久々の一人暮らしでウキウキが抑えきれていないからかもしれない。大学一回生、初めて一人暮らしを開始した四月に、風呂掃除キットより先にコーヒーミルを購入したことを思い出す。ティッシュケースとかはしばらく経って余裕が出てきたら買えばいいし、経験上そうした工夫は数ヶ月で無意味な投資であったことが判明するのだから。


散歩をした。一応シャンプーを買いに出かけるのが名目。小さな公園で、三人組のおばあちゃんがヤンキー座りをして談笑していた。

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京都に来た。しかし昨晩村屋でグダグダと飲酒してしまったせいか、どうも身体が重く午前中を棒に振ってしまう。 泊めてくれている友達と、昼ごはんにトマトラーメンを食べに行く。道中鴨川を自転車で漕いでいると、昔よく見たサークルの一団が練習をしていて、懐かしい気持ちになる。風が涼しい。十月の三連休を京都で過ごさない人間は損をしていると確信する。 鴨川でピクニックをする鴨たち 夕方くらいに、なんとなく一乗寺に向かう。4年間住んでいた家の近くをゆったりと散歩し、恵文社を訪れる。最寄りの本屋が恵文社だったのは、どう考えても奇妙な事態だと思う。 素性も知れぬ人たちが出しているZINEを立ち読みし、今の自分がどうしようもないくらい何もしていないことを痛感した。懐かしい感覚。毎週恵文社に通って、こうした思いを抱いて帰っていた——その日々を夜道の暗さとか風の冷たさとかと一緒に思い出して、自分が過去を取り返したような錯覚を抱く。しかしそれはもちろん過去ではないし、今の僕は何もできていない自分を若さのせいにして受け入れていいほどの年齢ではない。 では何から始めようか。多分まず最初にやるべきことは、友達を誘うこと、これに尽きると思う。何日後に誰にどう話しかけるのかをきちんとスケジュールして、その日に向けて準備をする。そこから始める。 明日は京都音楽博覧会に行く。くるりの主催するフェス。楽しみ。今晩うっかり楽しくなって夜更かししすぎないように気をつける。
山口宗忠|Yamaguchi Munetada

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