七年ぶり

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ポール・オースターの『ナショナル・ストーリー・プロジェクト』を読み始めた。市井の人から物語を集め、それらを精選した掌編集だ。ラジオ番組での企画がもとで、「現実」に起こった「非現実」的なお話が集められている。

これがかなりいい。フィクションが作り出されるそのきっかけとなるようなエピソードたち。確か受験勉強をしていた頃に地元の本屋で買ったのだから、もう7年ほど本棚で眠っていたことになるのだが、もっと早く読んでおけばよかったと後悔している。日記も飽きてきたところがあるし、似たようなことが僕にできないかと考えたりもする。

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仕事の昼休憩で職場の周りをぶらぶらと歩く。快晴としか言いようのない天気で、今日洗濯をすればよかったと思う。良い天気はそれだけで嬉しい。 夜、ベッドに寝転がってぼんやりと一日を振り返る。特別なことが起こったわけでもないし、道端で面白いものを見つけたわけでもない。一日はこうして忘却されてしまうのだなと思って悲しくなるが、思い返してみると今日は良い天気だった。洗濯をしようと思ったことを思い出し、僕らしからぬスピード感で洗濯の用意を整え、翌朝に洗い終わるよう予約をして眠る。 洗濯機がガタガタと立てる音で目を覚まし、眠たい目をこすりながらスマホを眺めていると、今日が雨らしいことを知る。そういえば窓から差し込む光は曇っている。
山口宗忠|Yamaguchi Munetada

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