泣いたふりでも悲しかったりする

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洗濯機の配送時間が16時〜18時であったこともあり、絶妙に外出する気にならず、ちょっとスーパーに行ったくらいでほとんど一日中引きこもっていた。午後に何をしていたかの記憶があまりない。

日が暮れ始めた時間に洗濯機が届く。自力で設置作業を行い、試運転を行なってみると、排水からじわじわと水が漏れ出してくる。ちょっとでも目を離していたら結構やばかった。

前日に見たリューベン・オストルンドの『ザ・スクエア 思いやりの聖域』がかなり良かったので、前作の『フレンチアルプスで起きたこと』を試聴。前者ほどショットの精度が高いわけでもないし、脚本レベルでの緊張感も抑え気味だが、結構良い。ただ、彼の作品は「男らしさとは何か」みたいなテーマがかなり明示的な形で設定されていて、それを説教くささとして捉える向きはあると思う。

寝る前に『アメリカン・ビューティ』も鑑賞。超有名作だし、勝手に軽いラブコメだと思っていたら、全然違った。別に難しい話ではないのだが、何かを語ろうとすると、何かを語り損ねてしまうような重層性(これは複雑さとは違う)がある気がした。


一人で号泣するほどに悲しいことがあり、その気持ちを相手に伝えたいのだが、しかし相手の前では涙が自然に溢れるようなこともなく、泣き真似のようになってしまう、みたいな状況について。

映画を見ていて、ふとそんなシーンを思い浮かべたので記録。

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ちょっと早く家に帰ったので、オアシスの映画を見た。 妹がちょっと前までイギリスに行っていて、そのくせオアシスを知らないという。それは流石に教育しなければと思い、リビングのテレビでこの映画を流す。 兄弟でバンドをやるなんて、僕には到底考えられない。けれどもノエルもリアムもやはり兄弟でバンドをやるなんてありえないと思っていたようで、それでいてオアシスになるのだから面白い。少し前にネットで二人は母親の前では素直に喋るようになるというエピソードが書かれた記事を読んだことを思い出す。 僕は妹と五歳離れている。だから妹がいつまでもクソガキなような気がする。仲は悪くないにもかかわらず、芯を食った会話をすることはない。 ノエルとリアムも五歳離れているらしい。それだけ歳が離れているくせに大喧嘩ばかりするのも、自分の感覚からするとありえない関係性な気がして少し羨ましい。 妹は早々に退屈したようで、テレビの前から離れていった。もちろんそれで喧嘩に発展することはない。しかしノエルとリアムはこんな理由でも喧嘩をするのだろうか。 帰り道に同僚とラーメンを食べた。秋刀魚ラーメンの定食。美味しかったが、これが秋刀魚であるかどうかはわからない。青魚であることが辛うじてわかるくらい。栗ラーメンもあるらしく、今度チャレンジしてみたい。 眠くて文章を書くのがちょっとしんどい。運動神経が悪くなった感じ。まあそんな日もあるでしょう。
山口宗忠|Yamaguchi Munetada

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