泣いたふりでも悲しかったりする

article

洗濯機の配送時間が16時〜18時であったこともあり、絶妙に外出する気にならず、ちょっとスーパーに行ったくらいでほとんど一日中引きこもっていた。午後に何をしていたかの記憶があまりない。

日が暮れ始めた時間に洗濯機が届く。自力で設置作業を行い、試運転を行なってみると、排水からじわじわと水が漏れ出してくる。ちょっとでも目を離していたら結構やばかった。

前日に見たリューベン・オストルンドの『ザ・スクエア 思いやりの聖域』がかなり良かったので、前作の『フレンチアルプスで起きたこと』を試聴。前者ほどショットの精度が高いわけでもないし、脚本レベルでの緊張感も抑え気味だが、結構良い。ただ、彼の作品は「男らしさとは何か」みたいなテーマがかなり明示的な形で設定されていて、それを説教くささとして捉える向きはあると思う。

寝る前に『アメリカン・ビューティ』も鑑賞。超有名作だし、勝手に軽いラブコメだと思っていたら、全然違った。別に難しい話ではないのだが、何かを語ろうとすると、何かを語り損ねてしまうような重層性(これは複雑さとは違う)がある気がした。


一人で号泣するほどに悲しいことがあり、その気持ちを相手に伝えたいのだが、しかし相手の前では涙が自然に溢れるようなこともなく、泣き真似のようになってしまう、みたいな状況について。

映画を見ていて、ふとそんなシーンを思い浮かべたので記録。

article
ランダム記事
半端だった仕事のいくつかに蹴りをつけることができた。しかし査読から帰ってきた論文を直さなければならず、あまり爽快感はない。あと十日ほど。土日が二回ずつあるし、休みも取るからなんとかしたい。 NHKでやってたサザンのライブに見入ってしまった。どうしてあんなに桑田佳祐は人を惹きつけるのだろう。 サイトに関わっているのはもちろん僕一人なのに、複数人を巻き込んでやる場合の運用システムもどきをnotionで作っていた。まあシステムと呼べるほどのものではないが。友人とかにも記事を書いてもらいたい。なんというか、人文学はもっと軽くなってほしい。曖昧なことばかり考えている。多分疲れている。
山口宗忠|Yamaguchi Munetada

コメント

タイトルとURLをコピーしました