泣いたふりでも悲しかったりする

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洗濯機の配送時間が16時〜18時であったこともあり、絶妙に外出する気にならず、ちょっとスーパーに行ったくらいでほとんど一日中引きこもっていた。午後に何をしていたかの記憶があまりない。

日が暮れ始めた時間に洗濯機が届く。自力で設置作業を行い、試運転を行なってみると、排水からじわじわと水が漏れ出してくる。ちょっとでも目を離していたら結構やばかった。

前日に見たリューベン・オストルンドの『ザ・スクエア 思いやりの聖域』がかなり良かったので、前作の『フレンチアルプスで起きたこと』を試聴。前者ほどショットの精度が高いわけでもないし、脚本レベルでの緊張感も抑え気味だが、結構良い。ただ、彼の作品は「男らしさとは何か」みたいなテーマがかなり明示的な形で設定されていて、それを説教くささとして捉える向きはあると思う。

寝る前に『アメリカン・ビューティ』も鑑賞。超有名作だし、勝手に軽いラブコメだと思っていたら、全然違った。別に難しい話ではないのだが、何かを語ろうとすると、何かを語り損ねてしまうような重層性(これは複雑さとは違う)がある気がした。


一人で号泣するほどに悲しいことがあり、その気持ちを相手に伝えたいのだが、しかし相手の前では涙が自然に溢れるようなこともなく、泣き真似のようになってしまう、みたいな状況について。

映画を見ていて、ふとそんなシーンを思い浮かべたので記録。

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一ヶ月くらい前に中断していた脚本の続きを書こうとしているのだが、いささか時間が経っていてあまり入り込めずにいる。 停滞。まあこういうことはよくあることなのだけれど、ちょっと気分一新、ということで書き方を色々と変えてみようと思い立った。そこで何となくUlyssesというテキストエディタを導入してみる。この日記もUlyssesで書いている。 とはいえまだその利点がどこにあるのかはあまりわかっていない。ただ僕のmacはそろそろ限界に近く、ブラウザ上で文章を書いているとすぐに異常発熱して文字入力に支障をきたすようになっていたので、Ulyssesのサクサク感には満足している。ただのメモだとどうしてもあまりテンションが上がらないが、このUIはとても好き。文章を書きたいと思えるだけでも、まあ価値があるとは思う。 久しぶりに祖母の家に行った。いつも通り、美味しいお肉をご馳走してもらう。 祖母は一度喋ると口がとまらないタイプの人。話の一貫性みたいなものに価値を見出していない点は、僕と似ているような気もする。悪口みたいな噂話が多い。 「○○さんちの息子さん、△△大学なんだって。ほら、○○さんって東大でしょ。ねえ。頭の良さは似なかったんだねえ。あんまり顔が良くないところだけ似ちゃって」みたいな感じ。まあ実際はここまでひどいことは言っていない。それに祖母のことは好きなので、悪口を言っているみたいになるのは避けたい。 今日はその祖母の話の中に、ちょっと深刻な話があった。それをここで書くのは違うと思うので、書かない。物語の主題になるようなエピソード。
山口宗忠|Yamaguchi Munetada

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