引っ越し!

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とうとう明日が引っ越し。仕事終わりに鍵を受け取る。不動産屋というのはほとんど未知の世界で面白い。小さい頃にイメージしていた「仕事」そのままの感じ。受話器を肩に乗せて、ハイハイと頷きながらメモをとる人の姿を見れたのは嬉しかった。

帰ったら部屋の整理。爪切りとか綿棒とか、生活に必要なものを適当に袋に入れていく。持っていき損ねるものはたくさんあるだろうけれど、まあ最後まで足掻いてみようかしら。と思ったが、寝る。

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その言い回しを使いたくがないために異なる語彙を探し、ぽっかりと空いたその間隙に種々の言葉を当てはめてはみるものの結局適当な言葉が見つかることもなく、不快感だけを覚えたまま疲れ切ってしまうことがある。 例えば「変数」という言い回し。それはおそらくただ「未確定であること」を名指すために文脈の中に差し込まれているのであろうが、そこに含意される浅はかな数学ないし数字への信奉は、その意味が極めて単純な語彙で説明されるものであるがゆえに、ひどく陳腐なはりぼての様相を呈しているように思われる。 あるいは「理論的には」なる形容。そこに体系だった「理論」などいささかも垣間見えることはなく、ただ2+2程度の計算によって一意に定まる解答のことを指してその言葉が使われているのを目にすると、高々数十年前に「理論以後」との言葉を掲げて人口に膾炙した「実証的」なるものの成れの果てが今まさに眼前にあることに気が付き屈折した高揚を覚えることになる。 しかしそうした語彙をどれほど憎んでいようと、結局僕が放置した言葉の空白は適当な言葉で埋められることもなく、「理論的には」とできうる限り小さく呟いてお茶を濁すことしかできない。
山口宗忠|Yamaguchi Munetada

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