サラリーマンとしての習熟

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父親と新橋の寿司屋に行く。途中で二人とも興に乗ってきて、平日だというのに結構ガッツリ日本酒を飲んでしまう。

どういう文脈だか忘れたが、いろんな話をする中で共産主義について簡単な説明をすることになり、そもそもそんなに詳しくないので適当な解説になっていたのかは怪しいところだが、なかなかに変な気分になる。


新橋の駅近くにあるビルの地下に、小さな飲食店が並ぶ場所があった。小料理屋、スナック、バー。どれも昭和の匂いをぷんぷんと漂わせており、思い切って一人で飛び込んでみようかとも思ったが、結局翌日のことを考えてしまいそのまま帰路につく。

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仕事終わりに寮に住んでいた頃の後輩とお酒を飲んだ。なんとなく神田で、ジンギスカンのお店に入る。 やはり生活の中に談話室が欲しいと思う。たまたま居合わせた友人と喋ったり、自分では絶対に選ばない漫画を読んだりする緩やかな時間が恋しい。それはかつての生活が既に思い出となったから覚える感慨なのかもしれないけれど、やはりその時間を共に過ごした人と再会すると、それだけではないと思う。 そういえば寮のイベントでジンギスカンを食べる会があったのを思い出した。100人くらいの人が集まっていた気がする。火力が弱くてなかなか肉が焼けず、そのくせ腹をすかせた若者が集まっているから、十分で一切れくらいしか食べられなかった。氷水の入ったゴミ箱みたいな大きな水色の入れ物に、ビールやらほろ酔いやらコーラやらの飲み物が浮かんでいて、僕たちはガヤガヤと無意味な会話を無分別に繰り返し続ける。なつかしい。 学生の人間関係は変転を繰り返すから、部外者の僕が記憶の中で固定した相関図はもう現実のものではないのだろう。 いろんな話を聞いた。みんなそれぞれの道で頑張っている。僕も頑張れねばと思うが、仲間が欲しい。偶然生涯の相棒を見つけるようなイベントは、この先僕の身に起こるのだろうか。
山口宗忠|Yamaguchi Munetada

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