munetada

ポンコツゆえに少し残業をしてしまい、時間的にも気力的にも自炊をする気にならないので、弁当でも買おうと思いスーパーに立ち寄る。半額弁当を期待するものの、棚はもうスカスカ。残っているのは空豆の天ぷらや焼き豚など、おつまみにしかならなそうなものば...

ツナマヨのことをずっと忘れていた。小学三年から五年までの三年間は甲府で過ごした。父親の転勤を理由に引っ越したのだが、新しく買ったばかりの家が東京にあったから、子供心に長い旅行のような感覚があった。僕が住んでいたアパートには同じような転勤族の...

友人と近くのスーパー銭湯へ。3000円近くするせいか、提供されるすべてのサービスを楽しまなければならないような気がして、忙しなく色々なお湯を点々とする。いつもはあまりサウナを好まないのだが、そういう理由もあって挑戦。十畳くらいの空間に、大の...

その言い回しを使いたくがないために異なる語彙を探し、ぽっかりと空いたその間隙に種々の言葉を当てはめてはみるものの結局適当な言葉が見つかることもなく、不快感だけを覚えたまま疲れ切ってしまうことがある。例えば「変数」という言い回し。それはおそら...

わたしが「戦略」とよぶのは、意志と権力の主体（所有者、企業、都市、学術制度など）が周囲の「環境」から身をひきはなし、独立を保ってはじめて可能になるような力関係の計算のことである。こうした戦略は、おのれに固有のものとして境界線をひけるような一...

朝、通勤電車に乗っていると、僕の前に座っている30歳くらいの女性が「幸せってなんだろうね」と呟いた。独り言だったら面白いなと思ったがそういうわけもなく、他人のごとく彼女に目も向けずに押し黙っていた隣の女性が「なんだろうね」と応答し、その静か...

数日分の食料と白米に缶ビールをカゴに入れて2、3人が並ぶスーパーの列に並んでいると、視界の片隅に菜の花が入ってくる。こんなに寒いのに、もう春が近づいているのかと思う。なんとなく心惹かれて一番量の少ないそれを手に取ると、列はぐんぐん進んでいき...

ブログ文体というものがある。まあ文体というのが何を指すのかは明確でないけれど、なんというか「あ、この文章はブログのために書かれたものだな」と思えてしまうような書き方というのは確かにある。一言で言ってしまうとそれは「自己ツッコミ」を繰り返す文...

新しい本棚が届いたので、場所がなく二ヶ月ばかり段ボールの中で放置されていた結構な数の本と久しぶりに対面する。段ボールは三つ。一つはワンピースと村上春樹が入った箱。もう一つには芥川龍之介から綿矢りさまで（これは時代順でもあり名前順でもある！）...

マッシュルームが安くで売られていたので購入。まだ冷蔵庫にマッシュルームは残っているのだけれど、きのこは好きだし問題ないはず。スーパーをうろうろと歩き回りながら、どうやって食べようかと思案していると、加工肉売り場でベーコンが安売りされていたの...