article 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』を読んで日記について考えた 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』を読んだ。結構長い間自分が考えてきたことが整理されたような気がしてよかった。たとえば次のまとめ。① 読書——ノイズ込みの知を得る② 情報——ノイズ抜きの知を得るここでいう「ノイズ」とは、ある個人にとっ... 2024.04.17 article
article 隙があるのも格好いいと思う 仕事に向かう電車に乗っていると、やけに格好いい六十歳くらいの男性が隣にやってくる。背が高く、短く刈り込んだ白髪は美しい。薄いオレンジ色のジャケットはパリッと仕立てられており、その中に来ている青いシャツも品が良い。何よりも姿勢が良い。揺れる車... 2024.04.16 article
article 活用できない奇跡 電車でゲルツェンというロシアの思想家の本を読んでいると、隣に六十歳くらいの男性が座ってくる。使い古されたリュックサックを膝の上に置いて、その中から分厚い本を取り出す。帆布のブックカバーで覆われたその本は、どうやら古い本らしく一つひとつの文字... 2024.04.15 article
article 騒がしさは消えない MIYASHITA PARKの中に渋谷横丁というフードコートがあって、ちょっとその横を歩いてみる。きれいになった上野というか、画一化されたゴタゴタみたいな趣のある一帯。23時近くだったので閉店準備を進めているお店が多く、飲み会終わりの記念写... 2024.04.14 article
article 眠ったはずなのに眠れない朝を迎える 朝の4時半に目が覚めてしまう。窓から差し込む光は青く、夜の名残が部屋中を覆っている。確かに前夜寝たのは23時くらいで、いつもより早く目覚めることを期待していたが、これはやりすぎだと思う。明らかに睡眠時間は足りていないが不思議と眠気はなく、朝... 2024.04.12 article
article なんやかんやで岩波が一番偉い なんだか一日中パソコンの画面ばかり見ている気がするので、液晶画面を封印しようと決めて家に帰ると、びっくりするくらい読書が捗る。風呂や歯磨きを済ませてベッドに横になり、うつらうつらする中で読む本の喜びはやはり何にも代え難い。ちなみに今読んでい... 2024.04.11 article
article 少しずつ幼児期を越えていく 朝、コーヒーを淹れて専用の水筒に注ぎ入れ、それをちびちびと飲みながら日記を書いたり作業をしたりする。いつもよりだいぶ早く起きたので色々と進んで嬉しい。しかしどうもおかしい。コーヒーを一口飲むたびに、ポタポタと雫になってその液体が落ちていく。... 2024.04.10 article
article 早寝をするには早い時間に惨めな気持ちになるに限る 最近筋トレ用のマットを買ったので、ちょっとした隙間時間に簡単な腹筋や腕立て伏せをしている。読書に集中できない時や、文章に行き詰まった時に汗をかくと、頭もスッキリするのでとても良い。とはいえ、別に生活の確固たるルーティーンに組み込まれているわ... 2024.04.09 article
article 午後は昼寝をするくらいがちょうどいい 15時くらいから久々に部屋で映画を見る。ケリー・ライカートの『ショーイング・アップ』。個展を行う彫刻家の生活をさらりと描いた映画だが、あらゆるショットが生き生きとしている。主演のミシェル・ウィリアムズのアトリエは雑多なものが(逆説的な言い方... 2024.04.08 article
article 「飲む」ことの恥ずかしさについて 高校の部活同期と三人で新橋で飲んだ。野球部の人と会うといつも高校時代の思い出話みたいになるのが常なのだけれど、今回は例外的に自分たちの現在についてのおしゃべりをした気がする。かつての同級生の現在が、このテーブルを囲んで一瞬触れ合った感じがし... 2024.04.07 article